紅葉の永観堂ライトアップ

　いつまでたっても、「暑い暑い…！」と思っていても、11月に入ると流石に朝晩の冷え込みが厳しくなり、11月も下旬となると、京都の街中でも紅葉が見ごろを迎えましたね！

　今年は、ちょうど11月後半の三連休が見頃のピークとなる予想が出ていたので、殺人的な混雑になりそうなこの時期の直前の先週に、「紅葉の…」という枕詞で有名な永観堂へ、紅葉狩りに出掛けてみました。

　少々時間は掛かりますが、会社からも徒歩で行ける距離にある永観堂、仕事を終えてから、夜のライトアップされた紅葉をゆっくり鑑賞しました。

　夜の帳が下りた中、燃え盛るような鮮やかさで照らし出される、真っ赤に色付いた紅葉の木。

　三連休の前日の夜、永観堂の庭園の紅葉は、正に見頃を迎えていました。

　ほとんど無風でもあったこの日、庭園中央の池は、まるで鏡のように紅葉や石橋を映し出している様子は、本当に幻想的な光景でした！

　ちなみに、昼間はこのような風景となります。

　昼間も、風がなければ、池に逆さに映る紅葉などを楽しむことができます♪

　水面に浮かぶ落ち葉の色も、綺麗ですね。

　錦鯉も泳いでいて、錦秋に相応しい彩りを見ることができました。

　紅葉は、赤だけでなく、橙色、黄色、そして緑、と、様々な色が重なる、美しい眺めです。

　夜なので池の水面は闇の漆黒で、そこに明るく照らされた色とりどりの紅葉が、逆さにクッキリ描き出される様子には、訪れていた全ての人々が感嘆の声を上げて、感動していました！

　下から光を当てられた紅葉の葉は、行燈のように柔らかな感じの光を放ち、透明感のある朱色の光の球のように見えました。

　紅葉の葉の形は、風情がありますね。

　この池越しに、やはりライトアップされて明るく浮かび上がった多宝塔の姿を眺めることができます。

　真っ暗な木立の背景との明暗のギャップが印象的な多宝塔と、池の周囲のカラフルな紅葉の取り合わせがとても綺麗で、思わず足を止めました！

　紅葉の永観堂、もちろんたくさんの人出で境内は混雑していましたが、この美しい眺めを鑑賞できるなら、混み合うのも頷けます。

　景色を眺めている間は、周囲の喧騒も全く意識の外になってしまう位に、幻想的な景色を堪能した、永観堂夜間ライトアップでした！