一月前となりますが、4月となるや正に爆発的な勢いで一気に満開となり、京都の町を美しく華やかに彩った桜の花も4月の中頃にはすっかり散って、代わりに青々と葉の茂る葉桜の季節となりましたが、4月下旬となっても綺麗な花をいっぱいに咲かせた桜の木が、まだ残っていました。
この記事投稿の半月ほど前の写真になりますが、春の終わりを飾る、美しい桜の花をご覧ください。
京都の街中は京都市役所の近く、江戸時代には多くの高瀬舟が船荷の揚げ降ろしをして賑わった、一之舟入付近の高瀬川べり。
高瀬川沿いの寺町通にある桜並木のほとんどを占めるソメイヨシノはとうに花が散ってしまい、完全に葉桜となっていた中、僅かに何本かの、ソメイヨシノとは別種の桜(八重桜のような花ですね)が盛りとなっていました。
開花と葉の出る時期が同じ種類の桜のようです。
ピンク色の花と緑色の葉との、色の対比も綺麗ですね。
桜越しに眺める高瀬川のせせらぎも、とても情緒があります。
高瀬川の、落ち着きあるトーンの色合いを背景とすると、桜の華やかさが引き立ちますね。
高瀬川に沿った、寺町通の桜並木。
並木の右側に高瀬川が流れています。
手前の桜以外は、すっかり葉桜となっています。
夕方近くなって、該当にも灯りが点り始めました。
復元された高瀬舟の近くにも、いっぱいに花をつけていた桜の大木が。
寺町通から一段低くなった川べりには、これまでに落ちたおびただしい桜の花の、花びら以外の部分が絨毯のように積もっていました。
この高瀬舟のすぐ後ろの左側に人工の入り江、一之舟入があります。
京都は、こうした街角に季節や情緒を感じられる、ちょっとしたスポットが結構見掛けられますね。
ぶらぶら散策がてら、こうした場所をふと見つけられて、ちょっと心が潤った夕方前、春の終わりを告げるかのような、花交じりの葉桜の眺めでした。
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